4世代8人国際家族の文鮮明、韓鶴子夫妻に学ぶエッセイ                                      文鮮明師御夫妻のみ言と生きざまに学ぶエッセイ

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目の前を通り過ぎる人






「いや~奥さん! こんな風に見送ってもらったら、ご主人はさぞかし仕事頑張ちゃうでしょうねぇ~」
と見知らぬおじいちゃんが話しかけてきた。

家の玄関先で、主人の出勤を見送っていた時である。

毎日、主人の出勤を主人の姿が見えなくなるまで、私は手を振って見送る。

主人も、必ず2回振り返って私に手を振って行く。

こんな習慣は、結婚した頃から32年も続けて来た。

家を留守にした時と、熱がある時以外は必ずしてあげようと、変なこだわりがある。

「出勤するその時の主人の後ろ姿が最後でした・・・、しっかりさよならしておけば良かった」
なんて言うことになってしまって、後悔しないようにね。(笑)

(話がそれました・・・)

その先ほどの老人が、続けて私に言った。

「私はあなたのことよく知っていますよ」と言う。

私は一瞬 “ギョッ”とした。

(私の何をこの方は知っているというのか?)

私は 「えっ?!」と言って、次に続く言葉が見つからない。

老人は言った「優しいご婦人がいたもんだと関心してたんですよ」と

彼の話によれば、バス停の時刻表が暗くて見えず困っていたら、私が懐中電灯を照らしてくれたと言う。

そう言われてみれば、確かそんなことがあった。

                

私の家の斜め前にはバス停がある。

真冬の夕方そろそろ暗くなるころ、一人の老人がバス停でゴソゴソ何かしている。

「どうかしましたか?」と声をかけてみた。

「時刻表が見えないんですよ・・・。今度のバスは何時ですか?」と言った。

どれどれと私も時刻表を覗き込む、しかしあたりはうす暗くて私の目にも見えない。

「ちょっと待って下さい! 明かり持ってきますから・・・」と言って、私は家に飛び込んだ。

懐中電灯を照らすと、バスはちょうど2,3分で来る。

バスが来るのを、おしゃべりしながらしばらく待った。

私は誰も乗っていないバスの中に消えていく老人に手を振った。

老人は「すみません・・・。ありがとう・・・・」を繰り返し、何度も何度も頭を下げた。

                

「そうでしたね、そんな事がありました。今思い出しました!」と言うと、老人は言った。

「毎朝、ご主人を見送って偉いですな~」と

どうも彼の散歩の時間と主人の出勤の時間が同じらしい。

ほとんど周りに気を使わない私の姿を、この老人はしっかり見ていたのだ!

次の日、私は急に恥ずかしくなって、周りを気にしながら主人に手を振った。

それからは、しっかりこの老人の姿が目に入るようになった。

時々会うと「おはようございます」と彼は丁寧に挨拶しながら、
私の家の前をゆっくりゆっくり通り過ぎて行く。

会えないと 「どこか体でも悪くなったかな・・・」と気になってしまう。

今朝、彼はいつものように元気に挨拶して私の目の前を通り過ぎて行った。


*****************************************

太陽の丘えんがる公園


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コメント
No title
結婚32年間変らず朝のお見送りをするなんてほんとに素敵ですね~~。感動しちゃいました。
やはり神様を中心としたご夫婦は違いますね~。
私、佐藤さんの爪を煎じて飲まなくちゃいけないです(笑)


おじいさんにされた優しい親切素敵ですね~。
この出来事がおじいさんにとって心温まる時間だったでしょうね。
人はいつもどこかで見られているかも・・・。
人にも神様にも。
背筋をぴんと伸ばして毎日を正しく生きていかないといけないなと思わせられました~~。
今日も素敵なお話ありがとうございました。


余談ですが注文していた「心をいかして」が届いたので
読ませていただきます~。
2009/09/08(火) 01:33 | URL | あさひ #uvrEXygI[ 編集]
あさひさんのコメントも出版!
あさひ様

きょうもコメントありがとうございます。
夫は、私にとってはできすぎるほどの人です。(ゴマスリ)
理想家庭をめざしても程遠い我が家、これくらいはしないといけないかな・・・

ところで、私の著書を買ってくださったこと、心から感謝します。
今、読み返してみれば、とても荒削りだったなと感じています。
ブログにダブル箇所がたくさんありますので、ごめんなさい!

次回には、あさひさんのコメントを出版しようかしら?
2009/09/08(火) 07:37 | URL | sato family #-[ 編集]
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プロフィール

sato family

Author:sato family
名前:sato family
4世代、8人国際家族と犬一匹
長野県出身の東京都在住
宣教師

著書:『心を甦(い)かして』(文芸社)
  『成功と幸福を呼ぶ不思議な言葉集』
 

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